バイクのカスタムと言えば、マフラー交換を真っ先に思い浮かべる人が多いと思います。マフラー交換は、初心者、ベテランを問わず、気軽にバイクの変化を楽しめる定番的なカスタム手法です。しかし、いざカスタムマフラーを探し始めると、カスタムマフラーの種類が多く、何を基準に選べば良いのかがわからなくなることがあります。初めてのマフラー交換のときは尚更です。ですので、まずは、カスタムマフラーを選ぶときにチェックしておきたい項目をまとめてみました。
カスタムマフラーを選ぶときにチェックしたい項目は、大きく分けると、
1. 価格
2. スリップオンマフラー、フルエキゾーストマフラーのどちらにするか
3. マフラーの素材
4. マフラーの排気音
上記の4項目になります。
まず一番始めに考慮しなければならないのは、マフラーの価格です。カスタムマフラーの価格はピンキリなため、せっかく自分が気に入ったマフラーを探し当てても、価格がとても高価で手を出せない場合があります。そのときに、ちょっと気に入らないけど、妥協して安価なカスタムマフラーを購入すると、大抵失敗します。
なぜなら、妥協したカスタムマフラーに愛着が沸くことは、ほとんど無いからです。妥協して好きでもない女の子と付き合ってしまった経験を思い出してみて下さい。その女の子と付き合っている間も、心の中では、本当に好きだった女の子のことを忘れられないまま、いつも考えてしまい、終いには、その妥協して付き合った女の子とは、すぐに別れたくなる物です・・・(^_^;
ですので、カスタムマフラーを選ぶときは、一番始めに、価格(予算)を決めましょう。価格を決めて、その範囲内でカスタムマフラーを探すことで、後悔が無くなります。そもそも出会わなければ好きになることがないのと同じ事です。自分が出会った中で一番良かった女の子を選べば、その先も大事にしたくなるでしょう。購入後は、間違っても他のマフラーの検索などしないようにしましょう。その先は、修羅場しか待っていません。(;。;)笑
予算を決めたら、次は、スリップオンマフラーとフルエキゾーストマフラー、どちらのタイプのマフラーにするのかを決めます。この選択はとても重要です。例えるなら、結婚を前提に付き合うのか、短期間の遊びとして付き合うのかぐらいの違いがあります。スリップオンマフラーとフルエキゾーストマフラーの違いについては、後ほど説明します。
次に考慮したいのが、マフラーの素材です。マフラーの素材は沢山の種類が存在し、それぞれで特徴が大きく異なります。これは自分の好みに合う物を選択しましょう。具体的には、「足がきれい」だとか、「おっぱいが大きい」だとかです。嘘です。(^_^; マフラーの素材についても後ほど説明します。
そして、マフラー交換でやっぱり外せないのが、マフラーの排気音です。こればかりは、本当にライダーの主観になるので、youtube等で調べて聴いてみるか、信号待ちで、いい音だなーって思ったマフラーを調べたりして、自分の気に入った物を選択するしかないでしょう。
ここでは、大きく4項目を挙げましたが、その他にも考慮したい内容は沢山あります。しかし、初めてのマフラー交換では上記4項目で選んでしまいましょう。初心者のウチはあまりにも詳細に選ぼうとすると、かえって何が良いのわからなくなり、選ぶのがめんどくさくなってしまいます。そうすると、いつまでも童貞のままです。実際、詳細にマフラーのスペックを調べたところで、実際乗ってみると思っていたのと違うことも多々あります。初めてのマフラー交換であれば、勉強だと割り切って最低限の上記4項目でマフラーを選んでしまう方がおすすめです。少し強引に聞こえるかも知れませんが、一度マフラーの交換を経験しないと、わからないことが多いからです。何事も経験です。初めてのマフラー交換は勉強用だと割り切って考えることも大事です。
以降、それぞれの項目の詳細な説明をしています。
カスタムマフラーには、マフラーのサイレンサー部分のみを交換するスリップオンマフラーとエンジンの根元からサイレンサー部分までの全てを交換するフルエキゾーストマフラー、この2種類が存在します。それぞれの特徴は下記の通りです。
スリップオンマフラーの特徴 | |
---|---|
性能の変化 | 小さい |
交換性 | 簡単 |
価格 | 安い |
スリップオンマフラーは、マフラーのサイレンサー部分のみを交換するので、交換後の性能の変化は小さいです。また、サイレンサー部分のみの交換なので、容易に交換が出来て、価格も安いです。性能の変化を望まずに気軽にバイクの見た目を変えたいときは、こちらがおすすめです。
フルエキゾーストマフラーの特徴 | |
---|---|
性能の変化 | 大きい |
交換性 | 大変 |
価格 | 高い |
フルエキゾーストマフラーは、マフラーの根元からサイレンサー部分の全てを交換するので、交換後の性能の変化が大きいです。また、マフラーの根元からサイレンサー部分の全ての交換なので、交換するのが大変で、価格も高いです。見た目だけではなく、エンジンの性能を変えたいときは、こちらがおすすめです。
マフラー交換に何を求めるかにより、スリップオンマフラーとフルエキゾーストマフラーのどちらを選択するかは、自ずと決まります。性能の変化を望まず気軽に見た目を変えたいならスリップオンマフラー、見た目だけではなく性能の変化も望むならフルエキゾーストマフラーを選択しましょう。
カスタムマフラーの素材には、沢山の種類があります。それぞれの特徴は下記の通りです。
スチール(鉄)製マフラーの特徴 | |
---|---|
重量 | |
強度 | |
錆び | |
価格 |
スチールは、価格がとても安く、強度もそれなりにあることが長所です。欠点は、重量が重く、錆びやすいことです。
【インパルス スチール製マフラーの排気音】 ※排気音は、マフラーの素材、マフラー、エンジンの構造により異なります。ステンレス製マフラーの特徴 | |
---|---|
重量 | |
強度 | |
錆び | |
価格 |
ステンレスは、鉄にクロームやニッケルを加えて、耐腐食性を増した物です。そのため、スチール(鉄)よりも高強度で、錆びにくく、価格もスチール程ではないが安価なところが長所です。短所は、スチールと同様に、重量が重いことです。
【VTR250 ステンレス製マフラーの排気音】 ※排気音は、マフラーの素材、マフラー、エンジンの構造により異なります。アルミ製マフラーの特徴 | |
---|---|
重量 | |
強度 | |
錆び | |
価格 |
アルミの長所は、とても軽く、錆びにくい、価格も比較的安価なところです。短所は、耐熱強度が低いことです。そのためアルミはエキゾーストパイプに使用されることが基本的になく、主にサイレンサーに使用されています。
【CB400SF アルミ製マフラーの排気音】 ※排気音は、マフラーの素材、マフラー、エンジンの構造により異なります。チタン製マフラーの特徴 | |
---|---|
重量 | |
強度 | |
錆び | |
価格 |
チタンの長所は、重量が比較的軽く、強度が強い。錆びないことです。短所は、価格が高いことです。チタン製マフラーの虹色の焼け色はとても美しいです。
【バリオス チタン製マフラーの排気音】 ※排気音は、マフラーの素材、マフラー、エンジンの構造により異なります。カーボン製マフラーの特徴 | |
---|---|
重量 | |
強度 | |
錆び | |
価格 |
カーボンの長所は、重量がとても軽く、錆びないことです。短所は、強度が弱いのと、価格が高いことです。カーボン製マフラーのレーシーな見た目はドレスアップに最適です。
【GSR250 カーボン製マフラーの排気音】 ※排気音は、マフラーの素材、マフラー、エンジンの構造により異なります。素材別のマフラーの特徴をまとめると、下記のようになります。
素材 | 重量 | 強度 | 錆び | 価格 |
---|---|---|---|---|
スチール(鉄) | ||||
ステンレス | ||||
アルミ | ||||
チタン | ||||
カーボン |
上記は素材の特徴をまとめたものですので、実際には、同じ素材でも、加工方法(体積等)により異なる性能になるので、注意しましょう。
今回は、バイクのカスタムマフラーを選ぶ際の基本的なことをまとめさせて頂きました。最後に、カスタムで一番大事なことは、自分のバイクをどのようにしたいのかの最終的な目的をはっきりさせることです。それを決めることが無駄な改造をしない一番の近道だと思っています。この記事を読まれたライダー様が自分にピッタリなカスタムマフラーを見つけられることを切に願っております。また、最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。
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