このページでは、XV250ビラーゴを徹底的に解説します。
※当ページは、簡単にスペックで比較し、筆者の独断と偏見で書かれています。また、バイクはスペックだけで善し悪しを判断することは出来ませんので、参考程度にお読み下さい。
各項目毎にコメント欄がありますので、実際にXV250ビラーゴに乗った事のあるライダー様のコメントをお待ちしております。
バイクの加速性能は、パワーウェイトレシオを指標にすると分かり易いです。
パワーウェイトレシオとは、バイクの車両重量(kg)を最高出力(ps)で割った値です。
つまり、1ps(馬力)が負担する重量を表します。この値が小さいバイクほど、加速性能が良いと考えられます。
XV250ビラーゴの車両重量は147kg、最高出力は23psなので、
147 ÷ 23 = 6.4
XV250ビラーゴのパワーウェイトレシオは6.4です。
250ccバイク70車種の平均のパワーウェイトレシオは6.3です。
70車種の平均と比べると、XV250ビラーゴの加速力は、「平均的な」ことが分かります。
70車種中では、38番目の加速性能です。
250ccバイクとしては、それなりの加速力ですね
XV250ビラーゴの最高速度を計算します。バイクの最高速度(km/h)は、
a×60÷b÷c÷d×(e×25.4+f×g/100×2)×3.14÷1,000,000
上記の計算式で求められます。
正確には、走行抵抗やライダーの体重を考慮する必要がありますが、本サイトでは、簡易的に計算しています。
上記の計算式で、XV250ビラーゴの最高速度を計算すると、
8000×60÷3.13÷2.812÷0.821×(15×25.4+130×90/100×2)×3.14÷1,000,000 = 128
XV250ビラーゴの理論上の最高速度は、128km/hです。
XV250ビラーゴユーザーの、ネットへの書き込みを調べたところ、「最高速度は140km/h前後だった」――。との書き込みが多かったです。
以上のことから、XV250ビラーゴの最高速度は、140km/h前後だと考えられます。
250ccバイク70車種の最高速度の平均は、141km/hでした。
(※ネットの書き込みを調べて平均した、ざっくりな値です。)
70車種の平均と比べると、XV250ビラーゴの最高速度は、「平均的な」ことが分かります。
250ccバイクとしては、それなりの最高速度ですね。
XV250ビラーゴの車両重量は147kgです。250ccバイク70車種の車両重量の平均は154kgです。
70車種の平均と比べると、XV250ビラーゴの車重は「少し軽い」ことが分かります。女性の方や、なるべく軽いバイクに乗りたい人におすすめです。
XV250ビラーゴのシート高は695mmです。250ccバイク70車種の平均のシート高は768mmです。
70車種の平均と比べると、XV250ビラーゴのシート高は「とても低い」ことが分かります。小柄な(背の低い)人におすすめです。
XV250ビラーゴの最大トルクの回転数は6000rpmです。最大トルクの回転数とは、そのバイクの、最大の、力強い走行性能を発揮する回転数のことです。
250ccバイク70車種の最大トルクの回転数の平均は、7439rpmです。
70車種の平均と比べると、XV250ビラーゴの最大トルクの回転数は、「なかなか低い」ことが分かります。
XV250ビラーゴのエンジンは、6000rpmで最大の力強さを出力します。
通常、街中を走行するときは、7000rpm前後の低回転を頻繁に使用します。
以上のことから、取り回し性が良く。、足つき性がとても良く、街乗り走行を得意とするエンジンのXV250ビラーゴは、街乗り走行に向いているバイクです。
バイクの使用用途が街乗りメインの人には、おすすめです。
高速道路の走行で、重要なのは、 以下の3項目です。
XV250ビラーゴは、先ほど、最大トルクの回転数が、「なかなか低いエンジン」で、「少し軽い車両重量」、「とても低いシート高」だと説明しました。
以上のことから、XV250ビラーゴは、高速道路の走行に、「それなりに向いている」ことが分ります。
高速道路の走行でも、十分に活躍してくれます。
峠を攻めるには、加速性能、ブレーキ性能、旋回性能が重要です。1つずつ見ていきます。
加速と減速を頻繁に繰り返す峠道を速く走るには、加速性能が優れていることが絶対条件です。
先程、XV250ビラーゴの加速力は、250ccバイクの中では、「平均的な」ことを説明しました。峠を攻めるのには、加速性能が足りません。
峠道を攻めるには的確な減速が必要です。そのためには、ブレーキのコントロール性能が重要になります。
バイクのブレーキには、ダブルディスク、シングルディスク、ドラムブレーキがあります。
下の表は、250ccバイクの、前輪、後輪のブレーキの組み合わせです。
番号 | 前輪 | 後輪 | コントロール性能 |
---|---|---|---|
(a) | ダブルディスク | シングルディスク | 良い |
(b) | シングルディスク | シングルディスク | 普通 |
(c) | シングルディスク | ドラム | 悪い |
コントロール性能が良いブレーキの組み合わせは、
(a) > (b) > (c) の順番になります。
XV250ビラーゴのブレーキの組み合わせは、(c) です。
XV250ビラーゴのブレーキのコントロール性能は、「悪い」ことが分かります。
急カーブの続く峠道を走行するには、旋回性能が重要になります。ここでは、2つの指標を使って、XV250ビラーゴの旋回性能を調べます。
トレール量とは、ステアリングヘッドの延長線が地面に当たる点と、タイヤの接地点、この2点の距離です。
トレール量が大きいと直進安定性能が、小さいと旋回性能が良くなります。
XV250ビラーゴのトレール量は119mmです。250ccバイク70車種の平均のトレール量は、98mmです。
70車種の平均と比べると、XV250ビラーゴのトレール量は、「少し大きい」ことが分かります。
ホイールベースとは前輪の中心から後輪の中心までの長さです。
ホイールベースが長いと直進安定性能が、小さいと旋回性能が良くなります。
XV250ビラーゴのホイールベースは1495mmです。250ccバイク70車種の平均のホイールベースは1425mmです。
70車種の平均と比べると、XV250ビラーゴのホイールベースは、「少し長い」ことが分かります。
少し大きいトレール量、少し長いホイールベースを持つXV250ビラーゴの旋回性能は、250ccバイクとしては「悪い」ことが分かります。
以上のことから、XV250ビラーゴの峠走行をまとめると、
XV250ビラーゴは、峠走行にあまり向いていないバイクと言えます。
峠を攻めたいなら、他のバイクをお勧めします。
XV250ビラーゴのエンジンは、「2気筒、4ストローク」です。2気筒エンジンは、単気筒エンジン程ではないが、メンテナンス時の部品代、工賃が比較的安いです。
XV250ビラーゴの最終年式は、2000年です。生産終了後、25年も経過しています。もはや、旧車の部類に入るでしょう。購入後、間違いなく、不具合が多発するでしょう。バイクの整備は自分でやる(やりたい)、ちょっとした不具合なら治せる(治したい)、人以外にはお勧め出来ないです。
XV250ビラーゴの燃費をネットの書き込みで調べたところ、30km/l前後でした。250ccバイク70車種の燃費の平均は、28km/lでした。
(※ネットの書き込みを調べて平均した、ざっくりな値です。)
70車種の平均と比べると、XV250ビラーゴの燃費は、「平均的な」ことが分かります。
250ccバイクとしては、それなりの燃費ですね。
以上のことからXV250ビラーゴの維持費は、「平均的な」ことが解ります。
バイク保険のおすすめは?バイク保険の選び方とバイク保険を安くする方法
項目 | 評価 |
---|---|
加速性能 |
|
最高速度 |
|
街乗り走行 |
|
高速道路の走行 |
|
峠走行 |
|
維持費 |
|
総合評価 | 52点 |
最後に・・・
バイク購入は、見た目で決めましょう!!
自分がカッコいいと思ったバイクに乗るのが一番です。他人のバイクを批判する人の意見は無視しましょう。
車種名 | XV250ビラーゴ |
メーカー | ヤマハ |
タイプ | アメリカン |
エンジン | 2気筒(4ストローク) |
総排気量(cc) | 248 |
ミッション | MT |
最高出力(ps/rpm) | 23/8000 |
最大トルク(kgf・m/rpm) | 2.2/6000 |
車両重量(kg) | 147 |
タンク容量(L) | 9.5 |
シート高(mm) | 695 |
トレール量(mm) | 119 |
ホイールベース(mm) | 1495 |
ブレーキ(前輪) | シングルディスク |
ブレーキ(後輪) | ドラム |
1次減速比 | 3.13 |
2次減速比 | 2.812 |
変速比(5速) | 0.821 |
ホイール径(inch) | 15 |
タイヤの幅(mm) | 130 |
扁平率(%) | 90 |
年式 | 1996年2月 |