250ccクラスで「最強」のオフロードバイク、WR250R!!
最高出力「31PS」と250ccオフロードバイクのなかでは「ずば抜けた」エンジン性能。
「オフロードバイク」で(国産市販車で)初のアルミフレームを採用していることでも有名ですが、その他の車両の細部迄も徹底して造り込まれ、妥協点の見当たらないバイクです!(°д°)
このページでは、WR250Rを徹底的に解説します。
※当ページは、簡単にスペックで比較し、筆者の独断と偏見で書かれています。また、バイクはスペックだけで善し悪しを判断することは出来ませんので、参考程度にお読み下さい。
各項目毎にコメント欄がありますので、実際にWR250Rに乗った事のあるライダー様のコメントをお待ちしております。
バイクの加速性能は、パワーウェイトレシオを指標にすると分かり易いです。
パワーウェイトレシオとは、バイクの車両重量(kg)を最高出力(ps)で割った値です。
つまり、1ps(馬力)が負担する重量を表します。この値が小さいバイクほど、加速性能が良いと考えられます。
WR250Rの車両重量は132kg、最高出力は31psなので、
132 ÷ 31 = 4.3
WR250Rのパワーウェイトレシオは4.3です。
250ccバイク70車種の平均のパワーウェイトレシオは6.3です。
70車種の平均と比べると、WR250Rの加速力は、「とても速い」ことが分かります。
70車種中では、13番目の加速性能です。
加速力の速い250ccバイクに乗りたい人に、おすすめです。
WR250Rの最高速度を計算します。バイクの最高速度(km/h)は、
a×60÷b÷c÷d×(e×25.4+f×g/100×2)×3.14÷1,000,000
上記の計算式で求められます。
正確には、走行抵抗やライダーの体重を考慮する必要がありますが、本サイトでは、簡易的に計算しています。
上記の計算式で、WR250Rの最高速度を計算すると、
10000×60÷3.12÷3.307÷0.785×(18×25.4+120×80/100×2)×3.14÷1,000,000 = 151
WR250Rの理論上の最高速度は、151km/hです。
WR250Rユーザーの、ネットへの書き込みを調べたところ、「最高速度は150km/h前後だった」――。との書き込みが多かったです。
以上のことから、WR250Rの最高速度は、150km/h前後だと考えられます。
250ccバイク70車種の最高速度の平均は、141km/hでした。
(※ネットの書き込みを調べて平均した、ざっくりな値です。)
70車種の平均と比べると、WR250Rの最高速度は、「少し速い」ことが分かります。
250ccバイクとしては、十分な最高速度ですね。
WR250Rの車両重量は132kgです。250ccバイク70車種の車両重量の平均は154kgです。
70車種の平均と比べると、WR250Rの車重は「とても軽い」ことが分かります。免許の教習のときに、教習車を引き起こすのに苦労した人におすすめです。
WR250Rのシート高は895mmです。250ccバイク70車種の平均のシート高は768mmです。
70車種の平均と比べると、WR250Rのシート高は「ずば抜けて高い」ことが分かります。頻繁に停車する街乗り走行では大変ですね。(´;ω;`)
WR250Rの最大トルクの回転数は8000rpmです。最大トルクの回転数とは、そのバイクの、最大の、力強い走行性能を発揮する回転数のことです。
250ccバイク70車種の最大トルクの回転数の平均は、7439rpmです。
70車種の平均と比べると、WR250Rの最大トルクの回転数は、「平均的な」ことが分かります。
WR250Rのエンジンは、8000rpmで最大の力強さを出力します。
通常、街中を走行するときは、7000rpm前後の低回転を頻繁に使用します。
以上のことから、取り回し性がとても良く、足つき性がとても悪く、街乗り走行で十分な力強さを出せるエンジンのWR250Rは、街乗り走行にそれなりに向いているバイクです。
バイクの使用用途が街乗りメインの人には、おすすめです。
高速道路の走行で、重要なのは、 以下の3項目です。
WR250Rは、先ほど、最大トルクの回転数が、「平均的なエンジン」で、「とても軽い車両重量」、「ずば抜けて高いシート高」だと説明しました。
以上のことから、WR250Rは、高速道路の走行に、「向いていない」ことが分ります。
このバイクでの高速道路の走行は、とても気合が必要です。(笑)
WR250Rはカスタムパーツが豊富です。
ノーマルの車両では様々な規制をクリアするためにWR250Rの本来の性能を発揮していません。
なのでWR250Rは「フルパワー化」というカスタムが定番です!!
ノーマルでも十分な性能を誇るWR250R、カスタムをすることで更なる高性能化が可能ですヽ(`Д´)ノ
WR250Rの「ダート走行」動画です!!
ちなみに動画のWR250Rはノーマル車です!!
ライダーの腕がもの凄いこともありますが、これだけのダート走行を出来るのは、WR250Rの「ポテンシャル」の高さがあってのことだと思います。
いや~~ 気持ちよさそうに走行してますねヽ(*´∀`)ノ
峠を攻めるには、加速性能、ブレーキ性能、旋回性能が重要です。1つずつ見ていきます。
加速と減速を頻繁に繰り返す峠道を速く走るには、加速性能が優れていることが絶対条件です。
先程、WR250Rの加速力は、250ccバイクの中では、「とても速い」ことを説明しました。峠を攻めるのに、十分な加速性能を持っています。
峠道を攻めるには的確な減速が必要です。そのためには、ブレーキのコントロール性能が重要になります。
バイクのブレーキには、ダブルディスク、シングルディスク、ドラムブレーキがあります。
下の表は、250ccバイクの、前輪、後輪のブレーキの組み合わせです。
番号 | 前輪 | 後輪 | コントロール性能 |
---|---|---|---|
(a) | ダブルディスク | シングルディスク | 良い |
(b) | シングルディスク | シングルディスク | 普通 |
(c) | シングルディスク | ドラム | 悪い |
コントロール性能が良いブレーキの組み合わせは、
(a) > (b) > (c) の順番になります。
WR250Rのブレーキの組み合わせは、(b) です。
WR250Rのブレーキのコントロール性能は、「普通である」ことが分かります。
急カーブの続く峠道を走行するには、旋回性能が重要になります。ここでは、2つの指標を使って、WR250Rの旋回性能を調べます。
トレール量とは、ステアリングヘッドの延長線が地面に当たる点と、タイヤの接地点、この2点の距離です。
トレール量が大きいと直進安定性能が、小さいと旋回性能が良くなります。
WR250Rのトレール量は113mmです。250ccバイク70車種の平均のトレール量は、98mmです。
70車種の平均と比べると、WR250Rのトレール量は、「少し大きい」ことが分かります。
ホイールベースとは前輪の中心から後輪の中心までの長さです。
ホイールベースが長いと直進安定性能が、小さいと旋回性能が良くなります。
WR250Rのホイールベースは1425mmです。250ccバイク70車種の平均のホイールベースは1425mmです。
70車種の平均と比べると、WR250Rのホイールベースは、「平均的な」ことが分かります。
少し大きいトレール量、平均的なホイールベースを持つWR250Rの旋回性能は、250ccバイクとしては「普通である」ことが分かります。
以上のことから、WR250Rの峠走行をまとめると、
WR250Rは、峠走行に向いているバイクと言えます。
250ccバイクで、峠を攻めたい人にはおすすめです。
WR250Rのエンジンは、「単気筒、4ストローク」です。単気筒エンジンは、部品点数が少なく、構造が簡単なため、メンテナンス時の部品代、工賃が安く済みます。
WR250Rの最終年式は、2017年です。生産終了後、8年経過しているので、それなりに劣化している中古車を購入することになります。ただ、このぐらいの年式であれば良質な中古車もあります。中古車選びは慎重に行いましょう。
WR250Rの燃費をネットの書き込みで調べたところ、25km/l前後でした。250ccバイク70車種の燃費の平均は、28km/lでした。
(※ネットの書き込みを調べて平均した、ざっくりな値です。)
70車種の平均と比べると、WR250Rの燃費は、「平均的な」ことが分かります。
250ccバイクとしては、それなりの燃費ですね。
以上のことからWR250Rの維持費は、「安い」ことが解ります。
バイク保険のおすすめは?バイク保険の選び方とバイク保険を安くする方法
項目 | 評価 |
---|---|
加速性能 |
|
最高速度 |
|
街乗り走行 |
|
高速道路の走行 |
|
峠走行 |
|
維持費 |
|
総合評価 | 63点 |
WR250Rは普段の足としてだけの用途ではもったいないバイクです!!(お値段も高いので・・・(^_^;))
本格的にオフロードを楽しみたい人にはピッタリなバイクですよ(^▽^)o
最後に・・・
バイク購入は、見た目で決めましょう!!
自分がカッコいいと思ったバイクに乗るのが一番です。他人のバイクを批判する人の意見は無視しましょう。
車種名 | WR250R |
メーカー | ヤマハ |
タイプ | オフロード |
エンジン | 単気筒(4ストローク) |
総排気量(cc) | 249 |
ミッション | MT |
最高出力(ps/rpm) | 31/10000 |
最大トルク(kgf・m/rpm) | 2.4/8000 |
車両重量(kg) | 132 |
タンク容量(L) | 7.6 |
シート高(mm) | 895 |
トレール量(mm) | 113 |
ホイールベース(mm) | 1425 |
ブレーキ(前輪) | シングルディスク |
ブレーキ(後輪) | シングルディスク |
1次減速比 | 3.12 |
2次減速比 | 3.307 |
変速比(6速) | 0.785 |
ホイール径(inch) | 18 |
タイヤの幅(mm) | 120 |
扁平率(%) | 80 |
年式 | 2015年9月 |
バイクの保管場所に困っているバイク乗りにおすすめしたいのが、レンタルコンテナでバイクを保管するという選択です。 私自身、現在、愛車のSR400をレンタルコンテナで保管しています。
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