敢えて乗るのも悪くない、絶版!! 不人気車!! ブロンコ!!

• 1. ブロンコの加速性能は?
• 2. ブロンコの最高速度は?
• 3. ブロンコの街乗り走行は?
• 4. ブロンコの高速道路の走行は?
• 5. ブロンコのカスタムは?
• 6. ブロンコの峠走行は?
• 7. ブロンコの維持費は?
• 8. ブロンコのまとめ

ブロンコの加速性能は?

バイクの加速性能は、パワーウェイトレシオを指標にすると分かり易いです。

パワーウェイトレシオとは、バイクの車両重量(kg)を最高出力(ps)で割った値です。

つまり、1ps(馬力)が負担する重量を表します。この値が小さいバイクほど、加速性能が良いと考えられます。

ブロンコの車両重量は123kg、最高出力は20psなので、

123 ÷ 20 = 6.2

ブロンコのパワーウェイトレシオは6.2です。

250ccバイク70車種の平均のパワーウェイトレシオは6.3です。

70車種の平均と比べると、ブロンコの加速力は、｢平均的な｣ことが分かります。

70車種中では、34番目の加速性能です。

250ccバイクとしては、それなりの加速力ですね。

ブロンコの最高速度は?

ブロンコの最高速度を計算します。バイクの最高速度(km/h)は、

a×60÷b÷c÷d×(e×25.4＋f×g/100×2)×3.14÷1,000,000

• a : 最高出力のエンジン回転数(rpm)
• b : 1次減速比
• c : 2次減速比
• d : トップギアの変速比
• e : ホイール径(inch)
• f : タイヤの幅(mm)
• g : 扁平率(%)

上記の計算式で求められます。

正確には、走行抵抗やライダーの体重を考慮する必要がありますが、本サイトでは、簡易的に計算しています。

上記の計算式で、ブロンコの最高速度を計算すると、

8000×60÷3.318÷3÷0.793×(18×25.4＋120×80/100×2)×3.14÷1,000,000 = 124

ブロンコの理論上の最高速度は、124km/hです。

ブロンコユーザーの、ネットへの書き込みを調べたところ、｢最高速度は120km/h前後だった｣――。との書き込みが多かったです。

以上のことから、ブロンコの最高速度は、120km/h前後だと考えられます。

250ccバイク70車種の最高速度の平均は、141km/hでした。
(※ネットの書き込みを調べて平均した、ざっくりな値です。)

70車種の平均と比べると、ブロンコの最高速度は、｢とても遅い｣ことが分かります。

それでも、高速道路の法定速度は出せます。十分ですよね・・・？

ブロンコの街乗り走行は?

以上のことから、取り回し性がとても良く、足つき性が悪く。、街乗り走行で十分な力強さを出せるエンジンのブロンコは、街乗り走行に向いているバイクです。

バイクの使用用途が街乗りメインの人には、おすすめです。

ブロンコの高速道路の走行は?

高速道路の走行で、重要なのは、 以下の３項目です。

• 高速道路の法定速度は、100km/hなので、高回転なエンジンであること
• 横風に負けないように、車両重量が重いこと
• 横風に負けないように、シート高が低いこと

ブロンコは、先ほど、最大トルクの回転数が、｢平均的なエンジン｣で、｢ずば抜けて軽い車両重量｣、｢少し高いシート高｣だと説明しました。

以上のことから、ブロンコは、高速道路の走行に、｢向いていない｣ことが分ります。

このバイクでの高速道路の走行は、とても気合が必要です。（笑）

ブロンコのカスタムは?

ブロンコの峠走行は?

峠を攻めるには、加速性能、ブレーキ性能、旋回性能が重要です。1つずつ見ていきます。

|加速性能

加速と減速を頻繁に繰り返す峠道を速く走るには、加速性能が優れていることが絶対条件です。

先程、ブロンコの加速力は、250ccバイクの中では、｢平均的な｣ことを説明しました。峠を攻めるのには、加速性能が足りません。

|ブレーキ性能

峠道を攻めるには的確な減速が必要です。そのためには、ブレーキのコントロール性能が重要になります。

バイクのブレーキには、ダブルディスク、シングルディスク、ドラムブレーキがあります。

下の表は、250ccバイクの、前輪、後輪のブレーキの組み合わせです。

番号	前輪	後輪	コントロール性能
(a)	ダブルディスク	シングルディスク	良い
(b)	シングルディスク	シングルディスク	普通
(c)	シングルディスク	ドラム	悪い

コントロール性能が良いブレーキの組み合わせは、

(a) > (b) > (c) の順番になります。

ブロンコのブレーキの組み合わせは、(c) です。

ブロンコのブレーキのコントロール性能は、｢悪い｣ことが分かります。

|旋回性能

急カーブの続く峠道を走行するには、旋回性能が重要になります。ここでは、2つの指標を使って、ブロンコの旋回性能を調べます。

1.トレール量

トレール量とは、ステアリングヘッドの延長線が地面に当たる点と、タイヤの接地点、この2点の距離です。

トレール量が大きいと直進安定性能が、小さいと旋回性能が良くなります。

ブロンコのトレール量は134mmです。250ccバイク70車種の平均のトレール量は、98mmです。

70車種の平均と比べると、ブロンコのトレール量は、｢とても大きい｣ことが分かります。

2.ホイールベース

ホイールベースとは前輪の中心から後輪の中心までの長さです。

ホイールベースが長いと直進安定性能が、小さいと旋回性能が良くなります。

ブロンコのホイールベースは1320mmです。250ccバイク70車種の平均のホイールベースは1425mmです。

70車種の平均と比べると、ブロンコのホイールベースは、｢ずば抜けて短い｣ことが分かります。

とても大きいトレール量、ずば抜けて短いホイールベースを持つブロンコの旋回性能は、250ccバイクとしては｢普通である｣ことが分かります。

以上のことから、ブロンコの峠走行をまとめると、

• 加速性能 ⇒ 峠を攻めるのには、加速性能が足りません。
• ブレーキ性能 ⇒ 悪い
• 旋回性能 ⇒ 普通である

ブロンコは、峠走行にあまり向いていないバイクと言えます。

峠を攻めたいなら、他のバイクをお勧めします。

ブロンコの維持費は?

ブロンコのエンジンは、「単気筒、4ストローク」です。単気筒エンジンは、部品点数が少なく、構造が簡単なため、メンテナンス時の部品代、工賃が安く済みます。

ブロンコの最終年式は、2000年です。生産終了後、25年も経過しています。もはや、旧車の部類に入るでしょう。購入後、間違いなく、不具合が多発するでしょう。バイクの整備は自分でやる（やりたい）、ちょっとした不具合なら治せる（治したい）、人以外にはお勧め出来ないです。

ブロンコの燃費をネットの書き込みで調べたところ、35km/l前後でした。250ccバイク70車種の燃費の平均は、28km/lでした。
(※ネットの書き込みを調べて平均した、ざっくりな値です。)

70車種の平均と比べると、ブロンコの燃費は、｢なかなか良い｣ことが分かります。

燃費が良いので、お財布にやさしいです。

以上のことからブロンコの維持費は、「平均的な」ことが解ります。

バイク保険のおすすめは？バイク保険の選び方とバイク保険を安くする方法

項目	評価
加速性能
最高速度
街乗り走行
高速道路の走行
峠走行
維持費
総合評価	47点

最後に・・・

バイク購入は、見た目で決めましょう!!

自分がカッコいいと思ったバイクに乗るのが一番です。他人のバイクを批判する人の意見は無視しましょう。

バイク乗りの「ぶっちゃけご意見」をお聞かせください↓

「アンケートフォーム(バイクって実際どうよ？？)」

車種名	ブロンコ
メーカー	ヤマハ
タイプ	ストリート
エンジン	単気筒(4ストローク)
総排気量(cc)	223
ミッション	MT
最高出力(ps/rpm)	20/8000
最大トルク(kgf・m/rpm)	1.9/7000
車両重量(kg)	123
タンク容量(L)	8.3
シート高(mm)	795
トレール量(mm)	134
ホイールベース(mm)	1320
ブレーキ(前輪)	シングルディスク
ブレーキ(後輪)	ドラム
1次減速比	3.318
2次減速比	3
変速比(6速)	0.793
ホイール径(inch)	18
タイヤの幅(mm)	120
扁平率(%)	80
年式	1997年5月