バリオスの特徴は、なんといってもカッコイイ!!
現行の250ccバイクにはない単車らしいスタイルで人気も根強いです!!
そして、250ccバイクのなかでも超高回転エンジンのバリオスは回せば回すだけ加速します。
バリオスの 0-100km/h の加速動画です↓
発進から時速100km/h迄の時間が5.7秒です!!
このページでは、バリオスを徹底的に解説します。
※当ページは、簡単にスペックで比較し、筆者の独断と偏見で書かれています。また、バイクはスペックだけで善し悪しを判断することは出来ませんので、参考程度にお読み下さい。
各項目毎にコメント欄がありますので、実際にバリオスに乗った事のあるライダー様のコメントをお待ちしております。
バイクの加速性能は、パワーウェイトレシオを指標にすると分かり易いです。
パワーウェイトレシオとは、バイクの車両重量(kg)を最高出力(ps)で割った値です。
つまり、1ps(馬力)が負担する重量を表します。この値が小さいバイクほど、加速性能が良いと考えられます。
バリオスの車両重量は170kg、最高出力は40psなので、
170 ÷ 40 = 4.3
バリオスのパワーウェイトレシオは4.3です。
250ccバイク70車種の平均のパワーウェイトレシオは6.3です。
70車種の平均と比べると、バリオスの加速力は、「とても速い」ことが分かります。
70車種中では、12番目の加速性能です。
加速力の速い250ccバイクに乗りたい人に、おすすめです。
バリオスの最高速度を計算します。バイクの最高速度(km/h)は、
a×60÷b÷c÷d×(e×25.4+f×g/100×2)×3.14÷1,000,000
上記の計算式で求められます。
正確には、走行抵抗やライダーの体重を考慮する必要がありますが、本サイトでは、簡易的に計算しています。
上記の計算式で、バリオスの最高速度を計算すると、
14000×60÷3.291÷3.428÷0.892×(17×25.4+140×70/100×2)×3.14÷1,000,000 = 165
バリオスの理論上の最高速度は、165km/hです。
バリオスユーザーの、ネットへの書き込みを調べたところ、「最高速度は170km/h前後だった」――。との書き込みが多かったです。
以上のことから、バリオスの最高速度は、170km/h前後だと考えられます。
250ccバイク70車種の最高速度の平均は、141km/hでした。
(※ネットの書き込みを調べて平均した、ざっくりな値です。)
70車種の平均と比べると、バリオスの最高速度は、「とても速い」ことが分かります。
最高速度の速い250ccバイクに乗りたい人に、おすすめです。
バリオスの車両重量は170kgです。250ccバイク70車種の車両重量の平均は154kgです。
70車種の平均と比べると、バリオスの車重は「少し重い」ことが分かります。とはいっても、取り回しに困る程の重さではないです。
バリオスのシート高は745mmです。250ccバイク70車種の平均のシート高は768mmです。
70車種の平均と比べると、バリオスのシート高は「平均的な」ことが分かります。足つき性は問題なさそうです。
バリオスの最大トルクの回転数は13000rpmです。最大トルクの回転数とは、そのバイクの、最大の、力強い走行性能を発揮する回転数のことです。
250ccバイク70車種の最大トルクの回転数の平均は、7439rpmです。
70車種の平均と比べると、バリオスの最大トルクの回転数は、「ずば抜けて高い」ことが分かります。
バリオスのエンジンは、13000rpmで最大の力強さを出力します。
通常、街中を走行するときは、7000rpm前後の低回転を頻繁に使用します。
以上のことから、取り回し性が悪く、足つき性が普通、街乗り走行が苦手な高回転を得意とするエンジンのバリオスは、街乗り走行にあまり向いていないバイクです。
バイクの使用用途が街乗りメインの人には、おすす出来ません。
高速道路の走行で、重要なのは、 以下の3項目です。
バリオスは、先ほど、最大トルクの回転数が、「ずば抜けて高いエンジン」で、「少し重い車両重量」、「平均的なシート高」だと説明しました。
以上のことから、バリオスは、高速道路の走行に、「向いている」ことが分ります。
バイクで高速道路を頻繁に走行する人に、おすすめです。
バリオスはカスタムパーツが豊富なので、自分色に自由にカスタムできます!!
やはり、バイクライフの一番の楽しみはカスタムではないでしょうか?
めちゃくちゃカッコよくカスタムされたバリオス2の動画です↓
上品にカスタムされていてめちゃくちゃカッコイイですね!?
タンクに付いているシールは正直ダサいですが。。。汗
峠を攻めるには、加速性能、ブレーキ性能、旋回性能が重要です。1つずつ見ていきます。
加速と減速を頻繁に繰り返す峠道を速く走るには、加速性能が優れていることが絶対条件です。
先程、バリオスの加速力は、250ccバイクの中では、「とても速い」ことを説明しました。峠を攻めるのに、十分な加速性能を持っています。
峠道を攻めるには的確な減速が必要です。そのためには、ブレーキのコントロール性能が重要になります。
バイクのブレーキには、ダブルディスク、シングルディスク、ドラムブレーキがあります。
下の表は、250ccバイクの、前輪、後輪のブレーキの組み合わせです。
番号 | 前輪 | 後輪 | コントロール性能 |
---|---|---|---|
(a) | ダブルディスク | シングルディスク | 良い |
(b) | シングルディスク | シングルディスク | 普通 |
(c) | シングルディスク | ドラム | 悪い |
コントロール性能が良いブレーキの組み合わせは、
(a) > (b) > (c) の順番になります。
バリオスのブレーキの組み合わせは、(b) です。
バリオスのブレーキのコントロール性能は、「普通である」ことが分かります。
急カーブの続く峠道を走行するには、旋回性能が重要になります。ここでは、2つの指標を使って、バリオスの旋回性能を調べます。
トレール量とは、ステアリングヘッドの延長線が地面に当たる点と、タイヤの接地点、この2点の距離です。
トレール量が大きいと直進安定性能が、小さいと旋回性能が良くなります。
バリオスのトレール量は93mmです。250ccバイク70車種の平均のトレール量は、98mmです。
70車種の平均と比べると、バリオスのトレール量は、「平均的な」ことが分かります。
ホイールベースとは前輪の中心から後輪の中心までの長さです。
ホイールベースが長いと直進安定性能が、小さいと旋回性能が良くなります。
バリオスのホイールベースは1400mmです。250ccバイク70車種の平均のホイールベースは1425mmです。
70車種の平均と比べると、バリオスのホイールベースは、「少し短い」ことが分かります。
平均的なトレール量、少し短いホイールベースを持つバリオスの旋回性能は、250ccバイクとしては「良い」ことが分かります。
以上のことから、バリオスの峠走行をまとめると、
バリオスは、峠走行に向いているバイクと言えます。
250ccバイクで、峠を攻めたい人にはおすすめです。
バリオスのエンジンは、「4気筒、4ストローク」です。4気筒エンジンは、部品手数が多く、構造が複雑なため、メンテナンス時の部品代、工賃が高くなります。
バリオスの最終年式は、2007年です。生産終了後、17年も経過しています。もはや、旧車の部類に入るでしょう。購入後、間違いなく、不具合が多発するでしょう。バイクの整備は自分でやる(やりたい)、ちょっとした不具合なら治せる(治したい)、人以外にはお勧め出来ないです。
バリオスの燃費をネットの書き込みで調べたところ、20km/l前後でした。250ccバイク70車種の燃費の平均は、28km/lでした。
(※ネットの書き込みを調べて平均した、ざっくりな値です。)
70車種の平均と比べると、バリオスの燃費は、「少し悪い」ことが分かります。
250ccバイクとしては、それなりの燃費ですね。
以上のことからバリオスの維持費は、「高い」ことが解ります。
バイク保険のおすすめは?バイク保険の選び方とバイク保険を安くする方法
項目 | 評価 |
---|---|
加速性能 |
|
最高速度 |
|
街乗り走行 |
|
高速道路の走行 |
|
峠走行 |
|
維持費 |
|
総合評価 | 67点 |
バリオスはバイクを普段の足として使うのではなく、バイクを趣味としてカスタムや峠走行を楽しみたい!!
という方にピッタリなバイクだと思います。
とてもバイクらしいバイクです!!
最後に・・・
バイク購入は、見た目で決めましょう!!
自分がカッコいいと思ったバイクに乗るのが一番です。他人のバイクを批判する人の意見は無視しましょう。
車種名 | バリオス |
メーカー | カワサキ |
タイプ | ネイキッド |
エンジン | 4気筒(4ストローク) |
総排気量(cc) | 249 |
ミッション | MT |
最高出力(ps/rpm) | 40/14000 |
最大トルク(kgf・m/rpm) | 2.1/13000 |
車両重量(kg) | 170 |
タンク容量(L) | 14 |
シート高(mm) | 745 |
トレール量(mm) | 93 |
ホイールベース(mm) | 1400 |
ブレーキ(前輪) | シングルディスク |
ブレーキ(後輪) | シングルディスク |
1次減速比 | 3.291 |
2次減速比 | 3.428 |
変速比(6速) | 0.892 |
ホイール径(inch) | 17 |
タイヤの幅(mm) | 140 |
扁平率(%) | 70 |
年式 | 2007年3月 |